自動売買やEAを稼働している方にとって一番気になるのが「アメリカ雇用統計」ではないでしょうか?
アメリカ雇用統計とは最も注目度の高い経済指標であり、世界中のトレーダーのみならず様々な市場関係者が注目している指標の1つです。
アメリカは世界一位の経済大国なので、雇用統計発表時にはチャートが大きく動く事もあり、自動売買やEAを稼働している方は最悪の場合損失が膨らんでいく可能性もあります。
しかしEAの種類によっては稼働させたままでも大丈夫なものもあるので、具体的にどうすればいいのか解説したいと思います。
アメリカ雇用統計発表時、EAを稼働したままでもOK

先に答えだけ言っておきますが、雇用統計などの重要指標時でもEAは稼働したままで大丈夫だと言う事です。
それはどうしてかと申しますと、EAの種類によっては重要指標時などスプレッドが想定以上広がると新規でポジションを持たないようにロジックが組み込まれているものもあるからです。
XMの想定されているスプレッド(広い時でドル円2.0)よりも広がった場合は、たとえエントリー基準を満たしていても新たにポジションを持つことはありません。
これは重要指標時の他、急な経済変化による市場が荒れ相場となっている時、スプレッドが広がる事を想定しているからです。
荒れ相場となっている場合、急激に価格が乱高下し最悪の場合ロスカットされてしまうのを防ぐためです。
それに最近の雇用統計発表時でも、昔のように一気に200pipsや300pipsも価格変動が起こる事が少なくなったので、EAを止めずに稼働したままでも甚大な被害を被る事は無いでしょう。
雇用統計のある週の火曜日~木曜日の内にEAを止める

雇用統計発表の時に新たなポジションを持つことは無いEAもありますが、すでにポジションを複数持ったまま指標の発表時間を迎える場合は話が変わってきます。
たとえば、含み損を保有したまま指標の発表を迎えると、さらに含み損が増える可能性もあるからです。
指標の発表時に、思わく通りの方向に価格が進んでくれれば、含み損であっても最終的にプラスで決済されるかもしれません、逆に思わく通りの指標で無かった場合、さらに含み損を抱えたまま週末を迎える事になるかもしれません。
なので重要指標発表のある週の火曜日~木曜日の内で含み損が少ない時または含み益が出ている時に手動で決済をしてからEAを止めるようにしています。
それに雇用統計はちょうど1か月に1度の周期で発表を迎えるので、VPSのメンテナンスを行うにもちょうど良い機会なのです。
基本的にVPSはどれも優秀なものが多いので、長期間放置しておいても不具合は出ないと思います、ですがいくら大丈夫だからと言って全くメンテナンスをしないのも問題があります。
1か月に1回はVPSサーバーのプログラム更新とMT4をリフレッシュさせるために、EAを止めて再起動を実行した方が良いです。
ちょうど雇用統計の次の日はほとんど土曜日なので、為替がお休み中の土曜日か日曜日にゆっくりメンテナンスが出来るので効率も良いですからね。
まとめ
基本的にEAとは自動で売買してくれる優れたものです、なので稼働させるも止めるのも各々の判断に任せます。
ただし、ご自身が使っているEAが重要指標時にポジションを新規で持つのか持たないのかをちゃんと把握したうえで稼働させてください。
少しでも「危険な相場かな?」と感じればEAの稼働を止めていただくのが一番だと思います。
EAはコツコツと利益を積み上げるのが主な役割であり、ギャンブルでは無いと言う事を念頭に置いておいてください。
以上、参考になれば幸いです。
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