「バックエンド商法」と言う言葉を聞いた事が無いでしょうか?
化粧品や健康食品関連で「お試し無料!」として商品を配ったり、会員制のジムなどで「初月会費無料!」としてその商品やジムの内容などを気に入った方が次回から有料で商品を購入してくれるマーケティング手法のことを指します。
今回は、バックエンド商法の有効性や危険性について詳しく解説したいと思います。
フロントエンドとバックエンド
バックエンド商法を説明するには、フロントエンドも同時に覚えておいた方が良いでしょう。
フロントエンドとは、いわゆる無料やお試しと言った集客用の商品やサービスのことであり、フロントエンド単体では利益を出すことを目的としてはいません。
つまりフロントエンドの商品でお客さんを集め、バックエンドの商品で利益を得ると言う販売戦略の1つです。
どうしてこのような戦略を取っているのかと言うと理由は簡単です、いきなり高額の商品を売り付けられてもお客さんは商品を購入してくれる可能性は限りなく低いからです。
なのでまずは、無料のサンプルだったり低額の商品でお客さんを集めて、その後高額の商品を紹介すればある程度は購入してくれるお客さんも居るはずです。
フロントエンドでお客さんの信頼を得てから、本命であるバックエンドの商品を購入してもらおうと言うビジネスの基本ともいえる戦略なのです。
実際に無料のお試しから始めて、その後有料の商品を購入した経験がある方は多いのではないでしょうか?
少し形式は違いますが、基本プレイ無料のスマホアプリを遊んでいて、面白いと思った方がついつい有料のアイテムを購入したと言う経験がもしかしたらあるかと思います。
この場合もバックエンド商法と言えるでしょう。
無料やお試しで最初の敷居を下げておけば、後々の商品購入やサービスでちゃんと利益につながると言うわけですね。
フロントエンドとバックエンド
☑ 「無料」や「お試し」の商品やサービスのことをフロントエンド
☑ その後の有料商品やサービスのことをバックエンド
☑ 無料で始めてから有料商品を購入した経験者は多いはず
☑ 最初の敷居を下げて後々の利益につなげるビジネスの基本である
バックエンド商法は詐欺が多い?
無料やお試しの商品やサービスなどで集客を見込めるので、実は詐欺商材が多いと言うのも注意しておかなければなりません。
「とりあえず無料の商品だけ」「お試し期間だけで」と思っていても自分でも良く分からないうちに高額の商品を購入させられるたり契約させられる場合があります。
「無料の商品だけじゃ悪いから有料の商品も買ってあげよう」
「お試し期間だけでは悪いので継続の契約をしようかな」
このように思った事や経験はないでしょうか?
もっと具体的で分かりやすい例を言いますと
具体例
☑ 試食コーナーで試食したけど、それだけじゃ悪いので商品も買ってあげようかな
このような経験は一度くらいあると思います。
もちろん試食自体が詐欺だとかそう言う事ではありませんが、人間の「申し訳ない」「少しでも利益に貢献してあげよう」を巧みに利用した詐欺も実際にあるのです。
それだけではなく、無料の商品やお試し期間をあえて豪華に見せる事でバックエンドの商品も「すごいに違いない!」と思わせて粗悪で高額な商品を売り付けてくる場合もあるので注意してください。
そのほかにも
「無料で商品を試した人は絶対に別の商品を買わないといけない!」
「無料お試し期間終了後は最低3か月は有料プランを契約しないといけない!」
このような場合はほぼ間違いなく詐欺ですので、無料で始める前に商品や契約内容などをちゃんと読んでからお試ししましょう。
バックエンドは詐欺が多い?
☑ バックエンド商品は詐欺の商品も紛れているので注意が必要
☑ 無料で試したのちに高額な商品を売り付けられる
☑ 無料やお試しと言っておきながら強制的に有料商品の購入を迫られる
☑ 無料で始める前に商品内容や契約内容をちゃんと読んでおく
バックエンド商法についてまとめ
今回はバックエンド商法について解説しました。
フロントエンド・バックエンドと言うのは、自社の商品やサービスを知ってもらったうえで利益につなげようと言うマーケティング手法だと言う事です。
ですが何も知らないまま「無料だから」「お試し期間だから」と安易に手を出してしまうと後で痛い目に遭うかも知れませんので、ちゃんと事前に商品やサービスの内容を詳しく調べる事をオススメします。
以上、この記事が参考になれば幸いです。
その他、気になる事があれば下記のお問い合わせフォームにお気軽に連絡してください。