「テクニカルやチャートを分析して行う裁量トレード」
「複雑なロジックを組んで売買を行う自動売買」
FXで取引を行い利益を上げる方法があるとすれば、ほとんどの場合がこの2つとなります。
では実際に「FXで勝てるのはどちらのトレード方法なのか?」を解説していきたいと思います。
Contents
裁量トレードVS自動売買勝つのはどっち?
今回の勝利の定義は「ユーザー数」と「FXから退場せずに稼ぎ続けられる確率」と「稼げる金額」を比較していきたいと思います。
ちなみに統計が取れたのは日本人だけですのでご了承下さい。
ユーザー数の多さ
まずはユーザーの多さを統計グラフで表してみました。
裁量トレードのみで取引している方は全体のおよそ60%でした。
残りの40%の方は自動売買専門または裁量トレードとの併用と答えてくれました。
グラフにすると分かりやすいですが、まだまだ裁量トレードで取引している方が多いですね。
退場せずに稼ぎ続けられる割合
FXを始めた約9割の方が2年以内に退場していると言う現実がありますが、裁量トレード専門と自動売買専門の方ではどちらの方が退場せずに続けられているのでしょうか?
まずは裁量トレーダーの退場割合です。
裁量トレーダーの退場割合
裁量トレーダーの場合、3年以降も継続して取引している方は僅か3%でした。
続いて自動売買専門の退場割合です。
自動売買専門の方の場合、裁量トレードで失敗して自動売買に流れて来たと言う方も多く、まったくのFX初心者では無い人も含まれていますので注意してください。
自動売買専門の退場割合
自動売買専門で取引している方も、1年以内に55%がFXから退場していますが3年以降も継続して取引している方は何と36%も居るのです。
自動売買専門の場合は最初の1年を退場せず乗り切れば、長期に渡って継続することが比較的可能だと言う事が分かりましたね。
利益の平均月利
平均月利はあくまで「勝ち続けているトレーダー」にのみ焦点を当てました。
ちなみに負けている人の損失分も含めてしまうとどちらもマイナスになってしまったので、負けてFXから退場してしまった人の損失分は含めていません。
やはり裁量トレーダーの方が圧倒的に稼ぐことが出来ていますね。
いくら勝ち続けているトレーダーだからと言って、負けない日が無いわけではないのでどちらも月利としては思っていたより抑えめな感じでしょうか?
新規参入率
今からFXを始めようとしている人が「裁量トレードと自動売買のどちらのトレード方法で始めたか」の比較です。(2020年度の割合です)
2020年度 FXのトレード法どちらで始めたか
何とここ最近では自動売買から始める人の割合の方が多いのです。
最近ではSNSでの促進やネット動画での紹介が多いので、お手軽に自動売買を始めやすくなっているのがその理由であり、日本国内のFX業者も自社独自の自動売買システムを提供している会社が多いのも理由の1つですね。
裁量トレードVS自動売買のまとめ
裁量トレードと自動売買の比較、いかがでしたでしょうか?
裁量トレードの場合は生き残る割合は少ないが利益は多く稼げ、自動売買の場合は初心者の方でも生き残りやすいが利益は少ないと言う結果となりました。
ただ日本人の場合はまだまだ裁量トレーダーの割合が多く、自動売買やEAの普及率が海外と比べても少ない印象ですね。
本来はどちらにも良し悪しはあるので比べると言うこと自体少しおかしいかもしれませんが、FXを今から始めようとしている方にとって「自分はどちらのトレード方法を選択しよう?」の参考になればと思い比較させていただきました。
なので「どちらが良い」「どちらが悪い」と言う事で決めず「どちらが自分に合っているか」をよく考えてトレードを始めてみてください。
ただ明確にどちらのトレード方法があっているかを表しますと
裁量トレード向きの方
☑ 勉強熱心である
☑ コツコツやるのが大好きだ
☑ 沈着冷静で慌てる事が日常生活でも少ない
☑ 何事も諦めない方だ
自動売買向き
☑ 人の言う事は聞く方だ
☑ のんびり屋と言われることが多い
☑ すぐに諦めたり飽きっぽい方だ
☑ 面倒なことはやりたくない
ちなみに自動売買やEAに向いている性格の人と言う記事を以前に書いてますので、参考にしてみてください
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自動売買やEAに向いてる性格はこんな人 あなたは自動売買向きかも?
FXなどの投資は、性格によって向き・不向きがある程度あります。 その中でもシステムトレードと呼ばれる自動売買やEAを使うのに向いてる性格と言うのもあるのです。 「自動で売買するのだからどんな人でも使え ...
最後にまとめです。
裁量トレードVS自動売買
☑ 日本人はまだまだ裁量トレーダーの方が多い
☑ 自動売買でFXを始めた人の方が退場率は少ない
☑ 平均月利は圧倒的に裁量トレーダーの方が稼げる
☑ ここ最近は自動売買の敷居が下がったのでFXを始める人は自動売買から始める人が増えてきている
☑ どちらのトレード方法が自分に合ってるかを考えてトレード方法を決めるべき
以上、この記事が参考になれば幸いです。
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