海外FXの場合、取引のプラットフォームとしてよく使われているのがMT4またはMT5ではないでしょうか?
しかし取引をしようとした際に「ログインができない」「回線不通!」「無効な口座」となって焦ってしまったことは無いですか?
今回は、そのような場合の原因と対処法について解説していきたいと思います。
MT4無効な口座の原因と対処法
MT4にログインしようとしても「無効な口座」と表示されて困った状況に陥った事がある方も多いかと思います。
まずはその原因を探る事が大事ですので、1つずつ説明していきましょう。
有効な口座となっていない
「無効な口座」ですと表示された場合で一番原因として多いのが、まだ口座が有効化されていない場合です。
特にXMなどの場合は、口座開設の手続きが終わったとしても口座の使用をまだ認めていない可能性が高いです。
口座有効化に必要な書類を提出していない、あるいは提出したが確認作業に2~3営業日が必要とされている場合です。
上記の画像のように、XMの公式サイトからご自身のアカウントにログインし「お客様の口座は有効化されていません」と表示されている間は、MT4にログインしても「無効な口座」として取引することが出来ない状態です。
対処法としては、身分証明書と現住所証明書の2点をXMに提出し、2~3営業日を待つのが賢明です。
ちなみに書類不備の場合も口座が有効化されませんので、ちゃんとした書類を提出しましょう。
提出できる書類の種類については、過去記事の「XMの口座開設方法」に記してありますので参考にしてください。
アカウント情報の入力が間違っている
口座が有効化されている場合で、その次に確認すべきポイントがMT4に入力するIDやサーバー情報を間違って入力していないかどうかです。
確認方法としまして、XMで取引している場合はXMの公式サイトから自身のアカウントにログインしマイページ概要をチェックします。
IDは口座番号を入力し、サーバー情報には「Real-○○」をMT4に入力します。
パスワードはご自身が設定したものをお忘れなく。
MT4のログイン情報の開き方は、右下にある「無効な口座」をクリックします。
すると下のような画面が開かれますので、先ほどの口座番号をログインIDに、サーバーにはReal-○○を入力してください。
パスワードが分からない、または忘れた場合はそれぞれのFX業者のサポートセンターへ連絡してください。
別のアカウントで取引している
XMなどの海外FX業者は、同一の業者で複数のアカウント口座を作ることが出来るのでとても便利となっていますね。
しかしここで1つ落とし穴があり、それは別のアカウント情報でMT4にログインしようとして失敗するケースです。
MT4にログインするためには「ログインID」「パスワード」「サーバー」の3つが揃って初めてログイン出来る仕様となっています。
つまり複数の口座を作っている場合、1つ目の口座番号で2つ目のサーバー情報を入力してもログインすることが出来ません。
もちろん、1つ目に作ったログインIDとサーバー情報で2つ目に作ったパスワードを入力しても、同じくログインすることが出来ません。
複数口座を作るのは便利ですが、それぞれの情報を全て把握しておかないと、いざログインしようとしても混乱する事態になりかねません。
だからと言って「すべてのパスワードを同じに統一しよう」と言うのも危険なので、それぞれ別のパスワードを覚えておくかメモを取っておいた方が良いですね。
口座が凍結されている
毎日取引をされている方なら心配はないと思いますが、久しぶりに取引をしようとしている方は口座が凍結されている可能性があります。
XMの場合、90日間取引が無いと口座が休眠され、さらに残高がゼロ円になってから90日経つと口座が凍結されてしまいます。
この事について詳しく解説した記事がありますので、参考にしてみて下さい。
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XMで口座凍結! その原因とは? 対処法はどうする?
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口座が凍結されている場合もMT4にログインできませんのでご注意を。
MT4のバージョンが古い
MT4のバージョンが最新でない場合も、ログインできない可能性があります。
MT4にもバージョンの更新がありますので、古いバージョンを使っているとサーバーに接続できない事があります。
ですがMT4は2019年3月1日を最後にバージョンアップを行って以来、バージョンアップの情報がありませんので現在使っている方はこの問題はほとんど無いと思います。
MT5の場合は、現在もバージョンアップが繰り返されているので注意してください。
FX業者のメンテナンスやサーバー障害等のトラブル
ユーザー側の問題ではなく、FX業者のメンテナンスやサーバー障害が起こっている場合でも「無効な口座」と表記される場合があります。
特に世界経済に影響の大きいニュースが出た際は、トレーダーの注文が殺到してしまいサーバーに負荷がかかりすぎて障害が発生する確率も高くなるので要注意です。
FX業者側に問題があるため、正直どうすることもできませんので気長に待ちましょう。
メンテナンスやサーバー障害が起こっている場合は、それぞれのFX業者の公式ページ等でお知らせがあるはずなので、MT4にログインできない時は必ずチェックしましょう。
「無効な口座」の原因と対処法
☑ 口座を有効化しましょう
☑ アカウント情報は間違えずに入力しましょう
☑ 複数の口座を持っている方は、それぞれのIDとパスワードとサーバー情報を混濁しないように
☑ 口座が凍結されている方は新しくアカウントを登録し直しましょう
☑ MT4のバージョンにはご注意を
☑ FX業者のメンテナンスやサーバートラブルは気長に待つしかないです
MT4回線不通の原因と対処法
「回線不通!」と出る場合は、ほとんどが「ネット接続」によるトラブルです。
先ほどの「無効な口座」より解決法は簡単なので、その原因も見ていきましょう。
パソコン側のネット回線トラブル
回線不通の原因はほとんどのケースが、自宅のネット回線状況が悪くてインターネットにつながらない場合です。
ルーターの電源やLANケーブルが破損していないか、無線LANの接続がちゃんとできているか確認しましょう。
もしネットにつながらない場合は、それぞれのプロバイダに連絡を取り、すぐに修理に来てもらうほかありませんね。
FX業者側のサーバーが不安定
ほとんど稀なケースだと思いますが、FX業者側のサーバーが不安定でネットに繋がりにくい場合も「回線不通!」と表示されることがあります。
FX業者側のサーバートラブルの場合は「無効な口座」とも表示されることがあるので、原因を突き止めるのは難しいです。
自宅のネット回線が悪い訳じゃないのに「回線不通」となっている場合は、それぞれのFX業者の公式ページをチェックしましょう。
ちなみに8年間FXで取引をしている私ですが、FX業者側のサーバートラブルに遭ったことが無いのでほぼ大丈夫でしょう。
デモ口座は回線が弱い
リアル口座ではなくデモ口座で取引の練習をしている方は「回線不通!」に遭遇したことが多いと思います。
デモ口座で「回線不通!」のトラブルが多い原因は、リアル口座の方に高品質でレベルの高いサーバーを設置しているので、デモ口座に同じだけのレベルを維持することが出来ないと言うのが大きな要因です。
もしデモ口座の動きが「何かおかしい?」と感じたら、一度MT4を閉じて5分程度間隔を開けてから再開すれば安定することがあります。
「回線不通!」の原因と対処法
☑ パソコンにインターネットが繋がっていないと言う原因一番多い
☑ FX業者のサーバートラブルは解決されるまで待ちましょう
☑ デモ口座はそもそも回線が弱いので時間間隔を空けて取引を行ってください
MT4が動かない時の原因と対処法まとめ
MT4が動かなくなると、取引を続ける事が出来ないので焦ってしまう事があると思います。
ですが慌てて復帰させようとしても、動かなくなった原因が分からずに却って時間がかかってしまうケースもよくあります。
まずは落ち着いて、何が原因なのか1つずつ調べてから対処を行うのが一番効果的です。
特にポジション保有中はすぐにでもMT4を動かしたいと言う気持ちも分かりますが、慌てずにゆっくり行動を行ってください。
最後にもう1つ、「回線不通!」や「無効な口座」以外でMT4が動かなくなるケースがあります。
MT4は他のパソコンソフトやアプリに比べて、かなりパソコンに負荷がかかると言う事を覚えておいてください。
MT4以外にパソコンソフトを起動させたり、他の作業を並行で行っているとMT4がフリーズして動かなくなる場合があるのです。
対処法としまして、他の作業を並行して行わない、他の作業も並行して行いたいならパソコンのスペックを高いものに買い替えるなどの対策が必要となってきます。
「パソコンを買い替えるお金なんてない…」と言った方に1つだけ提案があります、それはVPSを導入すると言った方法です。
VPSはどちらかと言うと、24時間取引し続けるための自動売買専用と思われがちですが、単純に取引専用サーバーとして使うのも効果的なんです。
つまり自宅のメインパソコンで他の作業をしながら、VPSの仮想サーバー内でMT4を導入し取引をすると言った方法が出来ます。
この方法なら自宅パソコンに負荷は掛かりませんし、仮想サーバーもMT4の起動だけなので負荷がかからないと言う事です。
簡単に言いますと、パソコン2台で作業するようなものですね。
VPSの契約にもお金がかかりますが、パソコン2台買うよりはお得に済みますし、そのまま自動売買やEAをすぐさま導入することもでき一石二鳥です。
どうしても経費を安く抑えたい方のために、オススメのVPS業者を2つ紹介しますので参考にしてみてください。
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どちらの業者もただいまキャンペーン中ですので、契約したい方はお早めにお願いします。
以上、この記事が参考になれば幸いです。
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