およそ100種類の無料EAを取り揃えているEA-BANKと言うサイトの中でも、特にオススメしているGood Morning Light AUDJPYを紹介したいと思います。
EAのスペックを項目ごとに分け、それぞれ点数を付けて可視化しましたので、興味のある方は最後までご覧ください。
Contents
Good Morning Light AUDJPYの概要
Good Morning Light AUDJPYはその名の通りAUD/JPY(オーストラリアドル/円)専用のデイトレード型EAです。
エントリー時間もEAの名前から分かるように、日本時間4時~8時にかけてエントリーを行い、その日の内に決済されるシンプルなEAとなっています。
日本時間早朝の特徴的な値動きに特化したEAは数多くありますが、AUD/JPY(オーストラリアドル/円)はその中でも特徴的かつ特定の値動きをするので利益を得やすくなっています。
TP/SL(テイクプロフィット/ストップロス)は設定可能ですが、基本的には内部ロジックによる決済がほとんどなので、レートが逆行したとしてもSLまでポジションを保有し続ける事は無いでしょう。
さらに日本時間の23時に強制決済(時間は任意変更可能)されるので、ポジションを翌日に持ち越すこともなく、週末は特にノーポジションで迎えられるのでストレスフリーなEAです。
バックテスト上でも安定した結果を残しており、最大ドローダウンは1ケタ台(8.04%)、バックテストのスプレッドは50(5pips)と厳しいテストの中でも優秀な成績を残せています。
特にスプレッド耐性のあるEAはかなり優秀と言われており、スプレッドの広いFX会社でも使用可能となっている部分が強味ですね。
フォワードテスト期間は2年9ヶ月(2021年12月現在)とEA‐BANKの中でも最長の部類に入り、EAの優位性や信頼度が特に高いと言えます。
特定の期間や連敗してしまう時期はあるものの、現在に至るまで右肩上がりの成長を続けているので、今後の成績にも期待が持てます。
項目ごとのスコア
収益額 | ![]() |
収益率 | ![]() |
安定性 | ![]() |
フォワードテスト期間 | ![]() |
エントリー頻度 | ![]() |
リスクリターン率 | ![]() |
ポートフォリオの組みやすさ | ![]() |
資金リスク | ![]() |
バックテストとの乖離 | ![]() |
初心者へのおすすめ度 | ![]() |
収益額 ★4
収益額はEA-BANK内でもTOP10に入るほど稼いでいますが、これはフォワードテスト期間が他のEAよりも長いため多くなっています。
ですので判定期間を他のEAと平均化すると「少し多い」と言う評価となります。
収益率 ★3.5
収益率は推奨証拠金の額からどれだけ稼げるかを示した指標となりますが、正直言って少し物足りないかなと思います。
最大ドローダウンが低いおかげで証拠金は少額から運用する事が可能ですが、収益額もそれほど多くないため、総合的に見て収益率も低いと言わざるを得ません。
しかし収益率が低いから悪いと言う訳では無く「コツコツ稼ぐ事を目標」としている方にとっては十分と言えます。
安定性 ★3
安定性は人によっては信頼のおけないEAかもしれません。
損小利大のおかげで利益をコツコツと積み上げる事は出来ますが、勝率が55%以下と他のEAと比較すると低く、フォワードテスト結果を見てみても3か月連続で赤字収支と言う事もあり得ます。
運用開始する時期によっては、なかなか勝てず資金を減らし続けながらの運用となるかもしれません。
長期的に見れば利益を得ていますが、もっと持続的に安定感が欲しい方だと運用するのは難しでしょう。
フォワードテスト期間 ★5
フォワードテスト期間は文句なしの最高評価です。
2年9ヶ月(2021年12月現在)と長期間の運用でありながら、成績も右肩上がりの曲線を描いているので、信頼のできるデータがそろっています。
フォワードテスト期間は長ければ長いほどEAの信ぴょう性が増すので、今後も同じような成績を残すことが出来るでしょう。
エントリー頻度 ★5
エントリーは月曜日の早朝を覗いたほぼ毎日行われます。
しかも単純にエントリーを行うのではなく、優位性の高いレートになるまで引き付けてからのエントリーとなるので、仮に損失が出たとしても限定的になります。
特に毎日エントリーを行い毎日決済してくれるEAは見ていても楽しいので、個人的には最高評価としました。
リスクリターン率 ★3.5
リスクリターン率とは、収益に対しての損失度合いを示す指標となっています。
Good Morning Light AUDJPYは大きな損失を出してしまう事はありませんが、収益は若干低くたまに連敗してしまう時期もあるためリスクリターン率が良いとは言い切れません。
常に「利益1.5:損失1」の割合で稼いでいることを理解した上で運用しないと、継続して使用し続けるのは難しいでしょう。
ポートフォリオの組みやすさ ★4
ポートフォリオとは、リスク分散のために様々なEAを同時に運用する投資方法です。
Good Morning Light AUDJPYは早朝にエントリーするいわゆる「朝スキャ系EA」ですので、他にも朝スキャ系EAは数多くありリスク分散とはなりにくいかもしれません。
ですが使用通貨ペアがAUD/JPY(オーストラリアドル/円)となっており、他の朝スキャ系EAとは被りにくい通貨ペアなので、ある程度のリスク分散にはなるでしょう。
資金リスク ★3
ナンピンマーチン型EAとは違い一気に破綻してしまうと言う危険はありませんが、連敗の期間と運用開始の時期が被ってしまうと、大きなマイナスからのスタートとなってしまうかも知れません。
さらに勝率も50%ちょっとなので、マイナスを取り返すのにかなりの時間を要するでしょう。
連敗でマイナス⇒取り返そうとロット数を上げる⇒さらに損失でロスカットとなりうる可能性があるので、資金管理はキッチリしないと難しいEAかもしれません。
バックテストとの乖離 ★5
バックテストとフォワードテストに乖離が見受けられるEAは数多く存在しますが、Good Morning Light AUDJPYはバックテストとの乖離はほとんどありません。
「始値でエントリー」「特定の時間を狙ったロジック」のEAはバックテストとフォワードテスト結果に相違がみられないものが多く、このGood Morning Light AUDJPYもそれに該当します。
なのでバックテストを見ただけでも「そろそろ連敗する時期かな?」「調子が上向いてくる時期に差し掛かりそう」とある程度の予測が付きます。
もちろん完璧にバックテスト内容を再現できるわけではありませんので、100%信頼しないように注意してください。
初心者へのおすすめ度 ★3
ほとんど毎日エントリーを行うので、システムトレード初心者さんにオススメしたいところですが、他の項目でも示している通り、大きく連敗してしまう時期があり、しかもその損失分を取り返すのに時間がかかると言う事で、なかなか初心者さんにはオススメしづらいEAかもしれません。
特に運用開始直後に連敗してしまうと、すぐに運用を停止してしまう方も居るかもしれませんので、ある程度システムトレードに慣れた方が運用する方が良いかと思います。
Good Morning Light AUDJPY総合評価
総合評価……39/50点
正直まずまずの評価となってしまいましたが、実際はそれほど悪いとは思っていません。
確かに勝率の低さや収益が思ったよりも上がらないと言ったネックはありますが、EAの特性さえ理解していれば継続して運用できる可能性を秘めています。
基本的にバックテストとフォワードテストに乖離の少ないEAは、今後も同じような成績を上げられる可能性が高く、仮に連敗で落ち込んでしまったとしてもマイナス分を取り返すことは十分に可能でしょう。
特に朝スキャ系EAはすぐに諦めてしまうのではなく、連敗してしまう事も想定し数か月~数年運用し続ける事が重要となります。
なのでEAの特性を理解できないシステムトレード初心者さんには扱いにくいかもしれませんが、ある程度システムトレードの経験のあるトレーダーなら使いこなせるEAです。
使用する通貨ペアもAUD/JPY(オーストラリアドル/円)となっていますので、ポートフォリオの1つにいかがでしょうか?
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