XMの無料VPSを検証してみた感想 メリットとデメリットも解説！

自動売買やEAを24時間稼働させるのにほぼ必須となっているVPSですが、XMでは条件を満たせばVPSの月額使用料が無料になるサービスを行っています。

今回はXMの無料VPSを実際に使用してみて思った事や、メリットとデメリットも含めて解説したいと思います。

XMの無料VPS

XMではBeeks社と提携しており、XM側で条件さえ満たせばBeeks社のVPSを無料で使用できるサービスを行っています。

この2つの条件を満たせば無料でVPSを使用することが出来ます。

仮にどちらか一方でも条件を満たせない場合は、月額28ドル(3,000円前後)の月額使用料が発生してしまい、口座残高が0になればVPSは自動的に解約されてしまいます。

解約されてしまうと、VPS内に残っているデータやEAも全て消去してしまうので注意が必要です。

無料VPSを使用した感想

実際にXMの無料VPSを使用してみた感想を述べたいと思います。

注文が滑らなくなった

自動売買を使用している限定でのことですが、自動売買やEAが注文を出したレートでほぼ約定するようになりました。

これはXMのサーバーと無料VPSサーバーが1.5Km以内と物理的に距離が近いため、通信速度が速く出した注文はすぐに約定されるようになっているからです。

実際にアメリカ雇用統計などのレートが激しく動く重要指標時も、注文がずれたのは僅か0.2pipだけでした。

もし使用している自動売買やEAがスキャルピング系ならば、無料VPSを使用することによって真価を発揮できそうですね。

VPSのスペックは問題なし

XMが無料で提供しているVPSは一般的に「スペックが低い」と言われていますが、MT4を複数稼働させられるだけのスペックを備えているのでまったく問題ありません。

実際に国内業者が提供しているVPSに比べればスペックは低いかもしれませんが、MT4を10個以上同時稼働させる方でもない限りはあまり高スペックのVPSは必要ないでしょう。

無料VPSと国内で有名なお名前ドットコムのVPSの比較画像を載せておきます。

無料VPS契約内容とスペック

お名前ドットコムVPS内容

私が実際に試したのはMT4を2つ、チャートを4つでも全く取引内容に影響はありませんでした。

メンテナンスも1か月に1度だけVPSを再起動させていただけなので、1週間に1度のように過度に再起動する必要もないでしょう。

日本からのアクセスだとタイムラグが生じる

XMのサーバーと無料VPSの相性は距離の近さもあり抜群に良いのですが、日本からVPSにアクセスする際は画面がカクついたりボタンを押してもすぐに反映されないなどのタイムラグも生じます。

特にMT4をダウンロードしたりEAを設置する時は、反応の遅さにイライラしたりするかもしれません。

EAや自動売買を良い環境で稼働させるためだと思って、反応の遅さは我慢しましょう。

無料で使用できなければお得感は無い

XMが提供しているVPSを無料で使用するには2つ条件がありましたが、どちらか一方でも達成できない場合は月額28ドルが口座残高から引き落とされます。

通信速度が速くなるなどのメリットも大きいのですが、正直言って月額料金を払ってでもBeeks社のVPSを使う必要は無いでしょう。

月額料金やVPSのスペックを見てみても、国内業者が提供しているVPSの方がコストパフォーマンスは圧倒的に上です。

XMが提供しているVPSはあくまでも「無料」で使用するためのものと割り切りましょう。

特に口座に5,000ドル以上入金できない方は、国内業者のVPSを使用した方が良いと思います。

XMの無料VPSの感想まとめ

XMが提供している無料VPSは利用料金が無料になる以外にも、EAの注文を素早く処理できるなどメリットも大きいので、無料で使用できる条件を達成している方は是非一度使用してみてはいかがでしょうか？

もし無料VPSを検討している方はこちらの記事を参考にしてみてください。

無料で使用できる条件の2つは複数口座の合算でも良いので、EAを複数稼働させている方は条件を達成しやすいと思います。

EAを複数稼働させるポートフォリオ運用もオススメなので、複数口座での運用も考えてみましょう。

コストをできるだけ抑えて、より良い環境でのEA稼働を検討してみてください。

XM公式サイトはこちら