自動売買やEAと言うものは、数多くの種類が存在しています。
これほど数が多ければ、1つくらいは生涯勝ち続けられるEAもあるのではないのか?そう思う事も私はあります。
ですが私自身こんな事を言うのもおかしな話ですが、バックテストの結果は正直言ってあてにはなりません。
実際の収益とバックテストの結果が同じになるとは限らないからです。
それでは本当に勝ち続けられるEAは存在しないのか?また勝ち続けられるEAの特徴などを1つ1つ説明していきたいと思います。
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勝ち続けられるEAや自動売買は存在するのか?
勝ち続けることが出来るEAや自動売買が存在するのかと言うと、一生勝ち続ける事ができるEAや自動売買は存在しません。
EAを提供して推奨もしている私がこんな事を言うのも変な話だと思いますが、ウソの情報を教えるのも良くないと思っているので、こういった情報は正しく伝えたいと思います。
ではどうして一生勝ち続ける事が出来ないのか、それは相場のパターンと言うのは無数にあり、将来に渡りどのような動きをするのか誰にも予想できないからです。
EAはある程度、得意不得意の相場があります。
どのような相場情況でも臨機応変に対応できるEAもあるでしょうし、複数のEAを同時稼働させて損失を補いながら利益を積み重ねる事も出来るでしょう。
それらは今の相場情況だからできるのであって、レートが過去にはない動きをするとEAが対応できない可能性が高いです。
例えば、今はドル円が1日に大きく動いても100pipsくらいです、重大な指標などがある場合でも300pips以上変動した事はありません。
EAのプログラムを組む人もそれを想定して、大きくレートが動いても300pips程度なら損失を抑えられるロジックを組むことが出来ます。
しかし、想定外の値動きに対応できるようにロジックが組まれているEAはほとんどありません。
コロナショック時には短期間で1000pips以上も変動し、EAは次々とロスカットされてしまいました。
過去の出来事で言いますと、リーマンショック時にも同じようにレートが1000pis変動することもありましたが、これは一時の出来事で、10年以上は常に安定した相場情況が続いています。
では将来も安定した値動きかと問われると、それは誰にも分からないのです。
もしかすると来年のドル円の相場が毎日1000pips以上レートが動くかもしれません。
値動きが荒いのでお馴染みのポンド円に至っては、毎日レートが2000pips以上動くかもしれないじゃないですか。
もちろんこれほど為替レートが一気に動くと、経済損失は計り知れないのでそれぞれの国が為替介入するとは思います。
しかしこのような荒い値動きが毎日続くと言う可能性もゼロではありません。
そんな事態になれば現在あるEAは全て使えなくなってしまうでしょう。
恐らくこんな突飛押しもないことを語っているので「そんな値動きするはずないじゃないか(笑)」と思っている方も居ると思います。
でもそんな事は誰にも分かりません、将来の為替の値動きなど誰にも予想する事は出来ないからです。
このように将来の値動きは誰にも分からないので、今存在しているEAが勝ち続ける事が出来ない理由でもあるのです。
確かに一生勝ち続けられるEAはこの世に存在しません、ですが勝てるEAが存在しているのも確かです。
この「一生勝ち続けるEA」と「勝てるEA」はまったくの別物です。
次の項目では勝てるEAの特徴について解説していきたいと思います。
勝てる自動売買やEAの特徴について
一生勝ち続けるEAと言うのはその名の通り「負けることなく永遠に勝ち続けられるEA」のことです。
ですがそんな夢のようなEAは99%この世には存在しません。
それとは別に「勝てるEA」とは何なのか説明します。
勝てるEAとは「利益を生み出してくれる」が絶対条件だと思います。
逆に負けるEAとはいったい何でしょう?
負けるEAとは「破綻するまたはロスカットされるEA」のことですよね。
では「負けるまでに利益を生み続けてくれたEA」と言うのはどちらに当てはまるのでしょうか?
ちょっと難しいかもしれませんが、これは「今までどれくらい利益を出したか」によって答えは変わると思います。
EAを稼働させてから負けるまでの期間が短ければ、ほとんど利益が無いまま破綻して、その利益と証拠金すら溶かしてしまうでしょう。
反対に負けるまでの期間が長ければ、利益もそれなりにあるでしょうし、こまめに出金をしている人ならば負けてロスカットされたとしても今までの利益はちゃんと残ります。
しかも負けてなくなってしまった証拠金以上の利益を出金していれば、これは「勝てるEA」だと私は解釈しています。
つまり負けるまでに証拠金や諸経費以上の利益を上げ、出金をして手元に残っているのならそれは「勝てるEA」です。
反対に、負けるまでに証拠金以上稼げない又は証拠金や諸経費以上稼いだが出金せず全額溶かしてしまった場合は「負けるEA」と言い換える事も出来ます。
勝てるEAの定義と言うのは、そのEAの能力+トレーダーの資金管理能力だと私は思っています。
どれだけ勝ち続けるEAでも、破綻する時はいずれやって来ると思います。
それまでに何千万、何億稼いでいたとしても出金せずに全額溶かしてしまったら、それは負けるEAになってしまうのです。
EAのロジックや性能に目が向きがちですが、トレーダーの判断も重要になってきます。
なので私は日ごろから「こまめに出金」と何度も言っているのです。
この内容を詳細に解説している記事が過去にありますので、参考にしてみてください。
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勝てるEAや自動売買の特徴
☑ 永遠に勝ち続けられるEAや自動売買は存在しない
☑ 負けてしまうまでにこまめに利益を出金しておく
☑ EAや自動売買の能力+トレーダーの判断が重要
自動売買やEAは勝ち続けられるのかについてまとめ
私が使っている無料EAはすでに「勝てるEA」となっています。
いま預けている証拠金が仮に溶けてなくなったとしても、利益は手元に残っているからです。
一生勝ち続けるEAならばこんな心配は必要ありませんが、そのようなEAは存在しません。
聖杯を追い求めるあまり、勝てるEAを見落としてるかもしれません。
もちろんすぐに負けてしまう粗悪なEAも存在します、ですが勝てるEAもちゃんと存在するのです。
EAはいずれ「破綻する」と思って使うものであり、利益を守る=稼ぐと言う事じゃないのでしょうか。
なので過去にEAで負けてしまった方も、一度EAと言うものを見直してみてください。
以上、私の見解が多分に含まれていましたが、参考になれば幸いです。
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